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МОЛДАВСКАЯ МАМАЛЫГАモルドヴァ風コーンミール丼?

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 トウモロコシの消費が多いモルドヴァ共和国(ロシア語を日本語にするとモルドヴァ)出身の芸術家さん宅では良くКУКУРУЗА КРУПА(ククルーザ クルパ/粗挽きコーンミール)が食事やデザートに登場します。
 そんな中で一番好きな料理МОЛДАВСКАЯ МАМАЛЫГА(モルダフスカヤ ママリーガ/モルドヴァ風コーンミール丼?)を再現してみました。
 この料理の最後の仕上げはБРЫНЗА(ブリンザ/羊乳チーズ)を掛けるところ。芸術家さんはブルガリアの物が一番美味しいと言っています。(私はまだそこまで違いが判る程食べ比べたことが無いのですが)

[材料]
《ママリーガ》
粗挽きコーンミール1カップ(200ミリリットル容量)
水1.5〜2カップ(柔らかさの好みで増減)
塩ひとつまみ
《野菜ソース》
トマト大2〜3個
玉葱中1個
人参小1本
赤ピーマン2個
塩小匙1/2
油大さじ1

《大蒜ソース》
大蒜2〜3片
塩ひとつまみ
油小匙1
水小匙11/2

ブリンザお好みの量

[作り方]
・玉葱は粗めのみじん切り、トマト、ピーマンはさいの目切り、人参は西洋おろし金で粗めにおろしておく。
・鍋にコーンミール、水、塩を加えて強火にかける。沸騰して来たら行ったんかき混ぜて弱火にし、蓋をしてたく。固め柔らかめはお好みで。(今回は固めに炊いたので15分+蒸らし時間5分)
・コーンミールを炊いている間に野菜のソースを作る。
 フライパンへ油を熱し、下処理した野菜をいれてじっくり弱火〜中火で炒める。甘い薫りがたって来るまで。野菜に火が通って来たら塩を加えて更に弱火にして蓋をし、じっくり炒め煮にする。
・ハーブつぶしの石臼へ大蒜と塩を入れペーストにする。続けて油と水を加えて乳化するまで良く混ぜ合わせる。
・ブリンザは西洋おろし金で粗めにおろしておく。
・蒸らし終わったコーンミールをお皿に平に広げ、上に大蒜ソース、野菜ソース、ブリンザの順に重ね、混ぜ合わせながら頂く。

 コーンミールは柔らかいお粥煮近い物でも固く炊き上げて切り分けられる程の固さでもどちらでも美味しく頂けます。
 今回は最も基本的な炊き方で炊いていますが、お好みでバターを入れて炊いてもまた美味しく頂けます。
 上に乗せる野菜ソースは旬の野菜で作った物でも良いそうですが、芸術家さん宅ではトマトと玉葱は欠かさず入れるとのことでした。
 上に具を乗せて混ぜながら頂くなんとも丼的料理です。
 大蒜ソースは生のままの大蒜を使うので人に会う予定のある方は気をつけて下さい。



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 芸術家さん宅でつい最近頂いたもの。コーンミールちょっと柔らかめに仕上っています。これも美味しかった。
 野菜のソースが私のレシピよりはるかに多い油でじっくりと炒めているので味がまた違いますが、やや重いので自分用のレシピでは少なめの油に変更してあります。

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 今日使ってみたブリンザはこちら。初めて買ったけれど凄く延びがいいブリンザでした。色々あるのね。塩味強め。でもそれ以外の癖はほとんど無くてわりと食べやすい物でした。

 コーンミールを嫌っていた連れ合い、おやつにと出したら「気付いたら食べ終わっていた」と美味しく頂けたそうです。よかった。
by etigoya13 | 2010-08-26 22:11 | コーンミール | Comments(5)
Commented by fleur de sel at 2010-08-27 05:12 x
越後屋さん。色々なサイトをお持ちでどこにコメント残そうかと悩みました。ピーマンと夏野菜のお料理本当に美味しそうです。私もこのようにシンプルな野菜だけのお料理好みですそして自分で育てた野菜。今年は私も夏野菜はほとんど自家製です。愛情もこめてあるしやはり美味しいです。
Commented by タヌ子 at 2010-08-27 07:49 x
私もコーンミールは苦手なんですが、味が嫌いなのでっはなく、何かの付け合わせとして出てくると、それでお腹が膨れてしまうところが苦手なのです。
だからおやつだと思えばあっという間に完食できるはず。
ブリンザってチーズですか?
くだらないことですが、このEをひっくり返したような文字、パスワードとかに入っていたら、数字の3と見分けがつかないですよね(笑)
Commented by etigoya13 at 2010-08-27 08:10
fleur de selさん
あは、すみませんmac.が本体ブログなのですが、コメント残しづらいみたいで料理はこちらにもあげるようになったのです。
ピーマンと夏野菜美味しかったです、ピーマンがあんなにも甘い物だとは30年以上生きて来て気付きませんでした。あの味で一番最初に食べていたら小さい時からピーマン好きだったのではないだろうか?って思います。
ロシアはピーマンに中身を詰めて煮込む家庭料理定番ですが、あの食べ方なら子供ピーマン嫌いにならないかもなんて重いながらいただいたり。
今日はまた違う焼きピーマンのおかずにしようと思っています。
日本にいたら場所の関係でここまで野菜作ったりしないと思うけれど、やはり自分で作ると美味しいですね。
Commented by etigoya13 at 2010-08-27 08:31
タヌ子さん
コーンミール連れ合いのようにトウモロコシ自体そんなに好きでないという場合でも美味しく頂けたのでこの食べ方ならあっという間に食べられるかもしれませんよ。
ブリンザとは上に乗っているチーズのことです。羊乳のチーズで村では一見豆腐のような固まりで売られていたりします。見た目や塩味が強いところはフェタチーズに近いように思いますがどうなのだろう?
このブリンザが乗ることでコーンミールと野菜ソースの甘さが更に引き立つのです。
あと重要なのが一番最初に乗せる生の大蒜ペースト。これが癖になるんです。
そうそうこれZの音なのですが、私はいつも数字の3って表現しています。似ているのじゃなく同じですよまさに(苦笑)
Commented by etigoya13 at 2010-08-27 08:34
タヌ子さん−2
http://ja.wikipedia.org/wiki/フェタチーズ
こちらに載っていましたブリンザ。だから他の国でブリンザという名称の物が無かったらフェタで良いみたいです。
モルドヴァもブリンザの産地の一つなので家庭料理に広く浸透しているのだと思います。