森からの恵み ハスカップとフサスグリ

d0170682_22575672.jpg

 Жимолость голубая(/ハスカップ)とСмородина красная(スマロージナ クラースナヤ/フサスグリ)を摘みに森へ行って来ました。※リンク先はロシア語ですが、日本語ページ有りです。
 去年芸術家さん宅で初めてハスカップを頂いて凄く美味しくて、ご馳走になった後直ぐに広場でおばちゃん達が出店を広げているところでも購入したぐらい気にいっているべリー。日本にいる時は名前は知っていたけれど、実物を見たことありませんでした。
 フサスグリは村では商品として入荷しているのを見たことが無く、これまたおばちゃん達が売っている物に出会えば買えるというもので、今まで試したことが無かったのですが、ごく普通に森に自生していました。
 そろそろべリーの時期に入ったと言うことで芸術家さん夫婦に誘われて森へ行ったのですが、実は去年保存方法は聞いていませんでした(ハスカップの方)。そこで、摘みながら聞いたらなんと両方とも加熱しない方が良いとのこと。(芸術家さん宅はフレッシュな味が好きなようです)
 レシピと言う程の物では全くないのですが、忘れない様に覚え書き。

d0170682_2315724.jpg

 こちらはハスカップ。ハスカップ:砂糖=1:1
 今回は748gのハスカップを摘んだので砂糖も同じ量を。
 ハスカップは同量の砂糖を加えてミキサーでペーストにしたら保存容器へ入れて冷蔵庫へ。これを芸術家さん宅ではお茶請けに器へ入れて出して来ます。一人一人にティースプーンが渡されて、器へ直接入れてなめてはまた入れるという直箸ならぬ直スプーン。
 案外ロシア人って回し飲みもするし、こうやってお茶請けに出るワレーニエ(ゆるいジャムの様なもの)は回し食べなことを考えると鍋とか親和性が高そうだけれどどうなのだろうか?
 ちなみに去年おばちゃんから購入したハスカップは大体この1/5ぐらいの量を数回に分けて買いましたが、1回につき120ルーブルなり。大体大雑把に360円。高いのか安いのか?いや、あの森での作業を考えると安すぎる気がして来た。

d0170682_239248.jpg

 こちらはフサスグリ。こちらもフサスグリ:砂糖=1:1
 フサスグリの方は718gの収穫。
 フサスグリの方は2種類の保存方法を教わりました。一つはハスカップ同様同量の砂糖を混ぜた後、ミキサーでペーストにするもの。↑写真が其れです。

d0170682_23115640.jpg

 そして、もう一つはこちらの写真。見たまんまただ砂糖と和えただけです。これをしばらく室温で放置して、べリーから水分が出て来たら冷蔵庫で保存します。こちらはこれを適宜デカンタ等へ入れ、水で割ったりお湯で割ってモルス(ジュース)として頂きます。
 ちょっと味見しましたが、いやーやっぱり摘みたて旬のべリーを使ったこの簡単なペースト美味しいこと。加熱していないので本当に新鮮なべリーの味そのままです。


d0170682_2314541.jpg 今回作った物の一部をこの前の一時帰国の帰りに買って来た容器に入れてみました。少量を少しずつ保存するのに最適。次も2個ぐらい買って来たいなー。
 重ねた時に安定感が有るし、中身が一目瞭然なのが我が家向き。保存食って仕込むのが楽しくてついつい食べる時期を逸してしまうので、こうやって少量ずつ直ぐに消費出来る様にしておきたいと思います。
 





にほんブログ村 料理ブログ 各国料理(レシピ)へ
にほんブログ村



d0170682_23212623.jpg

 朝は曇っていて14度と肌寒いぐらいだったのですが、昼過ぎからはいい天気。木漏れ日にトクサの葉っぱがゆらゆらと柔らかげに揺れていました。
 この森では主にフサスグリを収穫。ハスカップの森、すっかり撮影するのを忘れてしまいましたが、白樺林で収穫していました。

d0170682_23254517.jpg

 これは芸術家さんが黒い流れと呼ぶ小川。タニンで茶色い色をしていますが、透明度は高い方だと思います。
 魚影だっていればちゃんと確認できます。ここで私がフサスグリを摘んでいる間に芸術家さん夫婦は釣り。

d0170682_23302477.jpg

 みごとつり上げた魚(オークニ/カワスズキ)は焚火でこんがり焼いて、私のお昼となりました〜♪
 あまり釣れなかったので焼いたのはこの1匹のみ。しかも私だけしか食べないって…。ええ、でも進められた物は有り難く独り占めしちゃいました。炭の風味で美味しかった。

d0170682_2333720.jpg

 このあと2匹釣り上げた物もつり上げる度に「はい」と渡され(当然生きたまま)「ナイフいる?」と聞かれるのでナイフを受け取って川っぺリで内蔵と鰓だけとって水洗いして、これ又有り難くお土産に頂きました。
 むふふ、明日の夕食に焼いて食べよう。今日は連れ合い出張で1人ご飯だからね、連れ合いにちゃんと見せないと。

d0170682_23372923.jpg

 お昼の後、しばし仰向けで空を眺めたら空高かった〜。上をみるとやっぱりタイガだなという風景。足元は明るい緑なのにね。
 この後まだまだべリーを摘みながら移動してもう家に着いたのは何時もより遅い時間でした。昼前に出発してほぼ半日以上。忘れていました。森の民なロシア人と森へ行く時に飲物だけって無謀だと。こんなにハードだとは。は〜疲れた。


 
[PR]
by etigoya13 | 2011-07-06 22:22 | 保存食 | Comments(4)
Commented by タヌ子 at 2011-07-07 01:40 x
自然の恵みが近くに沢山あるって素晴らしい環境ですよね。
ハスカップは私も食べたことがありません。
北海道名物ですよね。
今日はスグリを市場で買って来たのですが、盛り付けに使っただけであとはどうしようかと思っていたところ。
ガスが使えないからジャムは無理だと思っていたけれど、良い事をしりました。
早速作ってみます!
Commented by etigoya13 at 2011-07-07 02:16
タヌ子さん
自然の恵みが有る代わりに文化的なことが無いという両極端な村ですが、東京から来た身には贅沢な生活だと思えます。(まあ大変なことが山ほど有りますが)
ハスカップ甘苦いところが何とも言えず後ひく味で止められないのです。私も北海道の名産と言うことしか知らなくて。
ロシアでも村の人はシベリア土産として松の実と共に重宝しているそうです。地域によってはハスカップロシアでもない地域が有るそうなので。
スグリ、お砂糖をまぶしてスプーンでつぶした物にお湯をかけて抽出した液体に炭酸水や水を入れると美味しいジュースが出来上がります。ロシアの人大好きですねモルス。
どういうわけかこの2種類は火を通してはだめと念入りに言われました。
Commented by yetiherder at 2011-07-09 05:20
どんな味なんでしょう、両方とも宝石みたいなベリーですね。火を通しては駄目、って味が変わるんでしょうか。渋みが出るとか...そういえば手持ちの保存食の本に「冷凍庫で作るジャム」というのがあるんですが、このベリーだったらなんか上手くできそう、と勝手に想像してました。

森の中、幻想的です。緑が目にしみます。
Commented by etigoya13 at 2011-07-09 10:21
yetiherderさん
黒っぽい方は甘くて苦いのが特徴です。それに砂糖を加えると後ひく甘苦さで止められないのです。
赤い方は香が特に良い甘酸っぱいべリーで、生に砂糖を加えてピューレにした物は冷蔵庫で固まるんですよ。勿論暖かくなれば柔らかく戻るのだけど。
去年はペーストになった状態だけを知っていたので、おばちゃんから購入した分をペーストにして加熱したのです。それを今年の物と食べ比べると、甘苦い味は両方するもののその味わい、べリー自体のフレッシュな味わいが加熱した方では断然弱いんですよ。
もう今年上手くまたべリーをおばちゃん達から買っても絶対加熱するのは止めようって思いました。
ピューレにした物は冷凍庫へ入れても糖度が高いので固まらずスプーンで直ぐにすくえて便利ですよ。
森の中綺麗ですがものすごい蚊/蠅/吸血蠅/ダニとの戦いなのです(苦笑)防御ネット付き迷彩服必須。