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ライモルト入りパン試作〜

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 芸術家さん宅で頂いた美味しいパンを食べて刺激を受けたのは昨日。
 サッカーを見るのに夜長になるので夕食を食べてからのんびりパン作り。
 作り方は村で習ったパンの作り方を参考にして加えたい物を加えて。
 ロシア式に水分多めの生地をヘラで膨らんではかき混ぜるを繰り返した物を焼きます。
 わざとマーブルにしたかったのに、予想より遥かに色が付いちゃってました。
 生地はしっとり水分を含んでいて甘くて美味しい。


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 今日の特選食材はライモルト。
 村ではКвас(クワス/発酵微発泡清涼飲料水)の素としても売っているし、粉類の場所にも売っています。
 紙袋の物が多いので良い香漂うんですよ〜。

 これを入れてみようと思ったのは、ヘルシンキのスープ屋で座ると出て来るパン2種類のうち黒い方がライモルト入りではないかと予想したから。
 味は恐らくライモルトで間違いないけれど粗挽きなのか、もっとつぶつぶ感多かった。
 我が家の在庫のライモルトは全部細かいんだよねー。
 粗いの売っているか見に行かねば。



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 他にも今日はОвсяной(/カラスムギ)とЯчмень(ヤチメン/大麦)の粉も入れて。
 どちらも古いロシアのレシピでそれぞれパンを作っていた粉で、いつかそのパンも焼いてみたい。
 ヤチメンの方のパンレシピを見るとフィンランドのPerunarieska(ペルナリエスカ/馬鈴薯入り無発酵パン)にそっくり。
 やっぱり人間が考える事って似ているってことですかね。
 ペルナリエスカの過去生地はこちらとかもひとつこちらとか。
 
〜材料〜(試作なのでまだ変わりそう)
〈最初の生地〉
強力粉     1カップ(200ml容量)
水       300ml
ドライイースト  3ccスプーン2杯
〈最初に生地に追加する材料〉
強力粉     1カップ
大麦粉     1/2カップ
燕麦粉     1/2カップ
塩       小匙1
〈途中で加えるもの〉
ライモルト   大匙2
ライモルト用湯 ひたひたになる程度の熱湯

〜作り方〜
1 最初の生地の水を人肌に温め、ドライイーストと粉をボウルに入れよく混ぜ合わせる。
2 混ざったら暖かいところで布巾等をかけて発酵。
3 ぷつぷつと気泡が表面に8、9割り現れ全体的に膨らんで来たら次の作業へ。
4 最初の生地に追加する材料を全て3のボウルへ3回程に分けて入れヘラでよく混ぜる。布巾等をかけて暖かいところで発酵。
5 発酵が進んで来て少し生地が大きくなったらヘラで上下を返す様に底から混ぜる。
  再度布巾等をかけて発酵させる。
6 生地を発酵させている間にライモルトに熱湯をひたひたになるまで注ぎ、良くまぜあわせ吸水させておく。
7 5の生地が発酵して来たら6を加えヘラで良く混ぜ込んでいく。一旦ドロドロになるがしばらくするとまた膨らんで来る。
8 膨らんで来たら底から上下を返す様にヘラで混ぜる。
9 混ぜ終わったら布巾等をかけて暖かいところで発酵させる。8と9を2、3回繰り返し、最終的にボウル8分目以上になるまで発酵させる。
10 発酵が完了したら型に生地を流し入れ、ラップ等をかけて最終発酵させる。
11 発酵中にオーブンを250度に余熱。
   生地表面に気泡が膨らんで来たら余熱の上がったオーブンへ入れる。
   250度 10分 220度 15分

 使用しているボウルは3ℓ容量の物。
 ヘラは木べら又はシリコン製で。混ぜる時に力を入れやすい好みの物を使って下さい。
 型はお好きな物をどうぞ。
 今回は丸型28㎝を使用しています。
 次はライモルトわざと吸水無しで入れてみようかな。



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ロシア料理のみのレシピブログ「ロシア料理は豊かな味



mytaste.jp
by etigoya13 | 2014-06-25 23:21 | パン | Comments(2)
Commented by fleur de sel at 2014-06-30 15:55 x
本当に美味しそうなパンですね。この様なパンが作れれば良いのだけれど粉の類は手に入るけれどモルトは今まで見たことがなくって。どちらにしろ現在忙しくてお料理に追われできませんが。
先月ボルドーに行って外国人の多い庶民的なマルシェの近くにロシア料理の材料のお店を見つけとっても興味深く。お店の人もロシア人であまりフランス語がしゃべれなく商品も皆ロシア語。お魚の燻製やピクルス等色々買ってみたいものがあったのですがその先に旅行が続くので諦めました。冷やかしだと思われるのでビールを一缶。ロシア語で書いてあったので解るはずもなく。主人と二人で飲んでみたのですが黒ビールでした。美味しかったです。このお店には買い物に行きたいです。
Commented by etigoya13 at 2014-06-30 21:44
fleur de sel さん
モルト、麦芽を作って焙煎するとそれっぽくなりそうですが、そのためだけに作るのは手間ですものね。
フランスでは使わないのかな?
ロシア料理の材料を売る店見てみたいなー。
燻製はロシアの伝統的保存方法の一つですし、次回機会があったらぜひ食べてみた感想を聞かせて頂きたいです。
ロシアのビール、私の様にドライの物が苦手な人間には美味しく感じられます。