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手に入れた道具で

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 今日はロンドンから持ち帰った新しい調理機器を使って久しぶりにмамалыга(ママリーガ/濃いトウモロコシ粥)を炊いてみました。
 むふふ、炊け方が全然違うわ。
 先日の芸術家さん宅でママリーガ丼風に食べたものが美味しくて刺激されたのだ。




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 今回ロンドンから二組持ち帰った調理器具の一つがこちら。
 いやーこれ本体は小さいから私のトランクに入れたりしたのだけれど、鍋がね小さくならないから。手持ちで運びましたよ。
 1個はママリーガ大好きモルドヴァ人の芸術家さん宅へ。
 ロシアは変圧器要らないので安い変換買うだけで使えるから楽です。
 これとってものんびりかつ確実にママリーガを撹拌して練ってくれるんです。
 試しに動くかスイッチを入れたときあまりにのんびりで音も静かで「う・動いてる??」と少し離れて見ていたら心配になっちゃいましたよ。笑
 自分で練るとなるとかなり力もいればずっと付きっきりでないといけ無いけれど、これが有れば他の事も出来るので凄く便利。
 ママリーガ意外にもポリッジ?小麦粉を粗く砕いたもので作るお粥にも使えそう。
 楽しみだわ。



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 今日の具はまずチーズ。白い塩気の強いチーズを使いました。
 本当はБрынза(ブリンザ/塩のキツい洋乳チーズ:フェタチーズと似ている白いチーズ)が欲しかったのだけれど店に無く、もっとクリームチーズに近い食感のチーズとなりました。
 モルドヴァ共和国はブリンザの産地でもあるそうで、やはり食感や味にうるさいんです芸術家さん家族。



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 下のレシピでは香草を入れているものですが、入れない簡易バージョンで。
 これもモルドヴァの人には必須のソースらしい。
 色々なものにかけますが、ママリーガの時はとにかく最低でも簡易版をつけます。
 もちろん苦手な人は付けなくても美味しく食べる事で来ますよ。



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 モルドヴァ共和国はウクライナとルーマニアに挟まれているだけあり、食文化は似通っている部分がすごくあるそう。
 そんななの一つがСало(サーラ/豚脂身塩漬け)。
 ウクライナ同様豚肉を良く食べるモルドヴァでも一般的に家で良く仕込むものだそうで、それを使ったこのШкварки(シュクワルキ/脂身をカリカリに焼いたもの)。
 簡単ですが、これが旨味バッチリの炒め油やかけて美味しい旨味油になるのです。
 少し違うけれど、ベーコンの脂身でも出来るので試してみて下さいね。
 写真は冷める前ですが、保存する時は熱々を保存瓶に入れ透明だった油が白く固まって常温になったら冷蔵庫で保管して下さい。



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 今日は生のトマトが無く、ピューレだけで作ったら水分少なすぎた上に色が濃すぎて見た目かなり味が濃そうになっちゃていますが莢隠元豆を幾つかの野菜と炒めて生のトマトでじっくり蒸し煮にした物もとても良く合います。
 これもほぼ毎回つけているかも。
 
 ママリーガ、モルドヴァでは鍋1杯に炊いて大皿にひっくり返し、熱いので糸で切り分けて取るんですって。
 残念ながら我が家そんなに多い量は作らないから取り分けようスプーンで済んでしまいますが、一度位糸で切り分けやってみたいかも。
 皆でわいわいでも自分の好きな様に組み立てられるママリーガ丼ってちょっと手巻き寿司っぽいですね。
 


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 モルドヴァの郷土料理試しにぜひ。

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by etigoya13 | 2015-02-21 23:39 | コーンミール | Comments(2)
Commented by hokui44do05 at 2015-03-03 15:41
ママリーガって北イタリアのポレンタと同じようなんですね。一度食べてみたいと思ってましたが、昨夏の旅行ではチャンスがありませんでした。トウモロコシってロシアで育つ?内陸なら気温が上がるから大丈夫なのかな?生育期間も短いしね。
Commented by etigoya13 at 2015-03-04 00:31
エゾノコリンゴさん
そうそう、ポレンタと同じです。
練るのも同じです。
ロシアでは地域は限られますが栽培しています。
村は美味しくないそうですよ温度が上がらない上に年によって夏が足りないらしく芸術家さん不満顔です。
トウモロコシうるさいから。
東欧と接している地域は村と違って夏しっかり暑いですからね。あちらの料理です。
これ素朴で良いのですよ。