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釣り竿で肉を釣る

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 今回日本から持ち帰った荷物の中に頼まれ物の釣り竿がありました。
 結果的に成田以外1m越えの釣り竿でも機内持ち込み可能でセキュリティーチェックも問題無し。
 しかし移動初日一番最初の成田で確認に継ぐ確認。
 航空会社は機内持ち込み可だったんですが、成田のセキュリティーチェックは中身がなんであれ無条件に60㎝越えのものは許可されない様になっているとかで預け入れになったんです。
 既にネットで余分に出る1個分の超過料金を払込済なので大層困った。で連合いが航空会社の人と何やら話して結局無事事なきを得たんですが、手間取った事は手間取った。
 と伝えたら肉に化けました。笑
 なんと猟をして解体後直ぐに冷凍したという鹿肉に化けましたよ〜♪
 でかした連合い!!!
 海老で鯛を釣るならぬ釣り竿で肉を釣る。

 どうやって食べようと思案している間にまずは不在中我が家の水回り関係の不具合を修理してくれた芸術家さんご主人にお礼を兼ねて肉を半分贈呈する事に。
 贈呈しに固まり毎持って行ったらいそいそ包丁出して来て、いそいそとウォッカを用意していました。爆
 何といっても猟でしとめた鹿の最高かつ最も一般的な食べ方はルイベなのだとか。
 だから凍っているうちに急いでそぎ切りにしていきます。



釣り竿で肉を釣る_d0170682_23115743.jpg


 まだ凍っている状態。
 生臭い臭いがするなんて事は全く無し。
 写真写そうと色々眺めていたら「さっさと食べろ!」コールが。
 


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 ルイベに付ける物と言えば回りの人誰もが塩と胡椒とこたえていましたよ。
 そんなわけで芸術家さんがご主人切り分け中に塩胡椒準備。
 さすがーもう何も言わずとも阿吽の呼吸。



釣り竿で肉を釣る_d0170682_23184722.jpg


 手にもって写そうと焦点合わせているうちに溶けた。涙
 でも癖はほとんど無く濃厚な赤身肉のおいしさがぱ〜っと口に広がりました。
 これ食べてはウォッカ一気。
 ま、確かに合うわね。
 8年目に入った村の生活、でも鹿肉なんて出会ったのは初めてです。
 連合い本当にでかした!


〜食べ方〜
1 生食可能な肉を冷凍する。
  芯までしっかり凍る様に冷凍してね。
2 凍っている肉を薄切りに。
  今日は包丁使っていますが、時と場合に依っては斧を使う事も有り。
3 切っている人以外で手が空いている日とは塩胡椒準備。
4 肉にちょいと塩胡椒を付けてまたは肉にはらりと塩胡椒をつまみふって召し上が
 れ〜。
  お酒忘れずに。


 ちなみに芸術家さん宅はモルドヴァ共和国(ルーマニアとウクライナに挟まれている国)出身で、元々は肉も魚(生の塩漬け以外)も生食する習慣は無かったそうですが、シベリアに入植してからサハ共和国の冷凍させた魚(ムクスン)を削って食べる物や、この肉のルイベ等食べる様になったそうです。
 彼ら曰くこのルイベと言う食べ方はシベリアの食べ方だとか。
 ロシア地域によって別の国かと思う程食べ物や食べ方が違う事も有りさすが広い国だなって思う瞬間です。

 

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ロシア料理のみのレシピブログ「ロシア料理は豊かな味



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by etigoya13 | 2014-06-21 23:09 | | Comments(0)