Пряник с повидлом из яблок и греческих орехов
クリスマスのお菓子と言うわけではないのだけれど、入れるスパイスの香が北欧のジンジャービスケットを彷彿とさせるのでクリスマスに焼いたもの。
「Пряник с повидлом из яблок и греческих орехов(プリャーニキ ス パヴィードロム イズ ヤーブロク イ グレーチェスキフ オレーホフ/林檎と胡桃の煮た物を詰めた糖蜜菓子)」
プリャーニキはロシアの伝統的お菓子にしてとても一般的なお茶請けの一つです。
ずっしりお腹に溜る私には有り難いおやつでもある。
市販のものも美味しくて好きなのですが、手軽に買える物は強力粉とそれにココアを入れたりしたもっと軽いもの。
もちろん伝統的な製法のずっしりめ有名産地の物が村にも入荷しています。
それは見た目はソフトビスケットの様で、食べるとライ麦比率が高くスパイス/蜂蜜の香と合わさって味わい深いこれまた大好きなお菓子。
それをクリスマスイヴから生地を仕込んでクリスマスに焼いてみました。
丁度昨年最後の一時帰国でお会いした異邦人の食卓のタヌ子さんからお土産にパン デピスのミックスを頂いたの今回はこのミックスを使ってみる事に。。
中袋等に入っているのかな?と不用意に開けたら袋等無しでもう缶の口ギリギリまでたっぷり入っていました。
嬉しい♪
こういう満載感ってもの凄く得した気がします。中袋に入っているのは湿気を防ぐや香がとばないというメリットも有るとは思うけれど、やっぱりちょっと目減り感有りますからね。
何れパンデピスも焼くつもりなのですが、今回はまずプリャーニキで。
スパイスそのものの時は私の鼻には八角(スターアニス)の香が特に強く感じられたのだけれど、焼いたらその調和が素晴らしく重宝しそうです。
タヌ子さんツボなお土産有り難うございました。
生地は満足しているものの、餡に改良の余地ありですが、覚え書き。
〜材料〜
〈生地〉
500g ライ麦粉
50g 強力粉※
230g 蜂蜜※※
20g 黒糖
80g 溶かしバター
1個 全卵
小匙3 ミックススパイス※※※
小匙1/2 重曹
小匙1/2 檸檬果汁又は酢
一つまみ 塩
※ ライ麦の風味が強すぎる物が苦手な場合は強力粉を増やし、増やした分量分ライ麦粉を減らして下さい(増やすのは半量まで)。
※※ 今回は蜂蜜の癖有る風味を弱めるために減らしていますが、お好きな味香の場合や甘い物が好きな方は250gでお試し下さい。
※※※ 今回は頂いたスパイスミックスを使用していますが自分で作る場合は下記分量を粉にして使用して下さい。
小匙1 桂皮(粉末の場合)
2粒 丁字
5粒 カルダモン
1片 八角(スターアニス)
小匙1 生姜パウダー(ドライ)
3粒 黒胡椒
〈餡〉
2個 林檎
大匙3 砂糖
大匙2 練乳
70ml 水
適宜 胡桃
大匙2 片栗粉
※餡は練乳のみやナッツ+粉糖+卵等お好みの物をどうぞ。
餡無しで薄めに焼き上げ上からシロップや粉糖と卵白で作ったアイシングをかけても美味しいです。
〜作り方〜
・林檎は銀杏切りにし砂糖をふりかけ水を入れ蓋をして中火で煮る。煮え始めたら練乳を加え更に柔らかくなるまで煮る。仕上に胡桃を入れ冷ましておく。
・ボウルにバターと蜂蜜、黒糖を入れ煮溶かす。砂糖が溶けるまで。
・ボウルが人肌に冷めたら卵を割り入れよく混ぜる。混ざったら重曹と檸檬果汁又は酢を合わせてしっかり溶かした物/スパイスを加え更に良く混ぜる。
・良く混ざったら粉を3回程に分けて加え都度良く混ぜ合わせる。粉を加える度に粉気無く滑らかな状態になる様に。
・混ざったら多めの打ち粉(分量外)をした台の上へ出し滑らかになるまで捏ねる。
最初はべたつくが軽く生地を起こしながら中心へ寄せるようにして捏ねて行くと表面が滑らかになり生地も着かなくなる。
特に捏ね始めに力を入れると台についてしまうので注意。
・滑らかになったらラップ等で包み冷蔵庫で最低2時間寝かせる。
(ここまでの作業を前日に行うことが可能で生地は冷凍可能です。冷凍した場合は常温へ戻してから軽く捏ね、休ませてから次の作業へ進んで下さい。)
・オーブンを余熱最高温度で。(使用しているオーブンは250度が最高温度なので今回は250度デ予熱しています)
・生地を3〜5mm厚に延ばし好きな型に抜いたり切る。必ず2の倍数になる様にする。
・同じ形の生地の片方へ餡を乗せる。 餡には混ぜる直前に片栗粉を良く混ぜ合わせておく。中心に平らになる様に乗せ、端はのりしろとして残しておく。
・指に水をつけ、のりしろを軽く濡らし、もう1枚の生地を乗せ縁をしっかりと閉じる。
・すべての成形が終ったらオーブンシートまたはオーブンペーパーを敷いた天板へ乗せ、オーブンへ入れる。
250度 10分〜
ご利用のオーブンに依って焼き時間は調整して下さい。
今回は大きく円形(直径20㎝/18㎝)と長方形(10㎝×20㎝×2本)に焼いているため13分で焼き上げとしました。
小さく焼く場合は10分前に一度底面が焦げていないか確認して下さい。(余った生地を5㎝角に延ばして6個作りました)
集中暖房で乾燥している台所へ置きっぱなしでも固くなって食べられないと言う事が無いプリャーニキがやっと焼ける様に。
定番はシロップを打ったりアイシングをかけてありますが、私あの食感が時々歯触りとして苦手な事があるのでアイシング無しで仕上げたのでかなり素朴な焼き上がり。
ロシア人宅へ手土産にする時はシロップ位は打った方が良いかも。
今回は林檎を加熱した水分あるものが中に入っているので、湿度の高い地域ではなるべく早めに食べ切って下さい。(黴びるので)
包丁でしっとり切り分けて紅茶とともに召し上がれ〜。
旧ブログ「丁寧な生活をゆっくりと」
ロシア料理のみのレシピブログ「ロシア料理は豊かな味」←FOODIES様からレシピブログ様にレシピが全て移行されました。
↓しっとりずっしり小腹満たしになりそうなお茶請けね〜と思ったら一押し宜しくね。
by etigoya13
| 2015-01-08 21:07
| お菓子
|
Comments(2)
Commented
by
M
at 2015-01-13 14:16
x
ほぉ!これには、フランスのアルザス地方コルマールの
パン・デピス、メランジェを使っていたのですね。
アルザスのパン・デピスは、美味しくて好物です。
本場の味でいい風味でしょうね。
etigoyaさんの焼く、パン・デピスも楽しみです!
パン・デピス、メランジェを使っていたのですね。
アルザスのパン・デピスは、美味しくて好物です。
本場の味でいい風味でしょうね。
etigoyaさんの焼く、パン・デピスも楽しみです!
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Commented
by
etigoya13 at 2015-01-13 22:44
Mさん
フランスからのお土産で使うのが楽しみだったものです。
レシピで自作する時の材料として記載しているものはロシアのプリャーニキにも使われるスパイスで恐らくかなり似ているのでは無いかと思います。
パンデピス焼きたいのですが、なかなかお菓子減りません。苦笑
フランスからのお土産で使うのが楽しみだったものです。
レシピで自作する時の材料として記載しているものはロシアのプリャーニキにも使われるスパイスで恐らくかなり似ているのでは無いかと思います。
パンデピス焼きたいのですが、なかなかお菓子減りません。苦笑