熱は全く無いんですが、喉がちょっと狭くなった様な感じでいがいがするのでЛариса(ラリーサ)レシピの風邪の時にはこれというホッとワインを久しぶりに。
ホットワインと言えば欧州では冬によく飲まれると思います。
ロシア風なのは色々なベリーを使ったВаренье(ワレーニエ/果実の形が残る緩いジャム)を入れるところでしょうか。
村の人達にとってあまり加熱を強くせずベリーの酸味を充分に残す味わいにしたワレーニエは冬の間のビタミン源とも言われています。
物によってはほとんど加熱しないピューレに近い物を使う事も有ります。
そんな彼らの風邪撃退用ホットワインの紹介です。掲載したと思っていたら未だだった。
私が一番最初にこのホットワインを教わったのは2007年9月。
まだロシア語を聞き取る事も出来ない時期でラリーサが工場芸術家部門に在籍し、工場へ通っていた頃の事。
私がラリーサに呼ばれてその部屋へ通い始めて時間があまり経っていなかったのですが、体調が悪いという事は何とか通じたようで、就業時間中だというのに隣りに執務室の合った植物検疫感のお姉さんとともに消え、戻って来た時にこのワイン用にと材料をくれたのです。
そう考えると私が習った最初のロシア料理レシピの一つと言っても良いのかもしれません。
たっぷりのベリージャム入りワインに胡椒を入れるのも面白いですよね。
〜材料〜(2人)
300ml 赤ワイン
100ml 水
小匙2〜3 べりーのワレーニエ(形残る緩いジャム)
3〜5枚 生姜薄切り
3粒 黒粒胡椒
2粒 丁字
1片 シナモン
5〜6㎝ レモン又はオレンジの皮
お好みの甘さで 蜂蜜
お好みで レモン又はオレンジの輪切り
本当は生のレモンの皮やオレンジの皮の方が香り高いのですが、手軽に乾燥したもので代用しています。
生姜は薄切りでも千切りでもお好きな方で。
後で取り除きたい場合は薄切りの方がお薦めです。
胡椒は包丁で粗く潰してから入れて下さい。
今回はСмородина чёрная(スマロージナ チョールナヤ/黒スグリ:ブラックカラント)をメインにしたワレーニエを使っています。
比較的酸味のしっかりしたもので作ったジャムがお薦めです。
通常は使わないのでレシピには載せていませんが、今回はСмородина красная(スマロージナ クラースナヤ/フサスグリ)のмоченая(モーチェナヤ/漬け物)も少し加えています。
↓のレシピでコケモモの代わりにスマロージナを使って作ったものです。
出来上がったらお気に入りの器に入れて気分を上げながら熱々をどうぞ。
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