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最寄り空港から村まで食べた〜

思い出記録中

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 ロシアの夏と言えば何は置いてもКвас(クワス/発酵微発泡清涼飲料水)です。(私の中で)
 駐在中は真冬でもよく作って飲んだ飲物ですが、日本へ戻ると作って飲む事は飲むけれど、まずは黒パンを焼くところから始めるので気軽な飲物とはなかなかいかない。
 丁度待ち合わせ広場にクワス売りが出ていたので大きいカップで購入して頂きました。
 暑かったから美味しかった〜。
 生のクワス、ペットボトルより軽やかで甘さも少し控えめな気がします。
 村最寄り空港の有る街ではこうやってクワス売りが出るけれど、村は規模が小さすぎるのか、店舗で生クワスを生ビールと並びで売っているところはあっても、夏の日射しの元買って飲むという事は有りません。
 すぐ近くなのに随分と違います。



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 爆睡の後、駐在中何度も利用したエコノミークラスでは車輪が滑走路に付くか付かないかという時間に目が覚める事が多かったけれど、ビジネスに乗った緊張?からか丁度食事時間に目が覚める。
 搭乗した時に渡されたメニューで2食目が有る(前回押し出された時は無かった)事は判っていたのですが…。
 朝から甘いもの3種類ってどうよ。
 生の果物とミントソース和えはおいしいけれど、いや他のも珍しく私にも(甘いものそう得意ではありません)美味しいのだけれど、3種類全部は甘党以外には辛いと思う。
 ホワイトチョコのムース、黒ごまタルト生地に乗った林檎入りキャラメルクレームブリュレ(食感はシブストに近かった)。
 キャラメルクレームブリュレはほろ苦くて結構好みだったのだけれど、それでもやはり甘い。
 更にホワイトチョコムースは私には激甘なので珈琲が全然足りなかったわ。
 生の果物民とソース和えは好きな食べ方で一番満足度高し。
 しかしパンとかそう言うのではないのね。
 ビジネスクラスの黒パンはとても美味しかったから黒パンとКолбаса(カルバサ/ソーセージ・ソフトサラミ)とチーズのオープンサンドとかの方が断然嬉しいんだけど。
 まあもう機会がないかと思うと残さず食べてしまう悲しさよ。



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 食べ物ブログですが、機体も記録。
 私が駐在に帯同してロシアに入ったばかりの頃はまだこの色の機体に全て鳴っていなかったけれど、利用する様になった頃には全てこの機体の色に。
 一番最初この色を見た時にはなぜカエルの様に目立つ黄緑?と思ったものですが、何度も利用するうちに昼の短い真冬、曇天の元ド田舎の空港でこの機体を見ると何だかホッとする様なそんな馴染みすら感じています。
 5月に帰任するときはもう中々見る機会は無いだろうと思っていたので嬉しい。
 今回も黄緑カエル機体を見てああ、ロシアに来ているわと実感した物の一つ。
 まあその前に周りがロシア語だらけになった時点でロシアに来ている気分はバッチリですが。



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 冒頭のクワス売りの広場で待ち合わせた相手との仕事が終わった後、一路村へ向かいます。
 ここはまだ村よりというより最寄り空港よりのタイガですが、山火事にあい緑豊かなはずが裸状態。
 村のある地域は山火事に悩まされる地域の一つで林業が主な産業の一つなので困りものです。



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 途中の食堂でお昼。
 空港の有る街から村までの道沿いに2件のお気に入りスタローバヤが有ります。
 これはその空港寄りのスタローバヤ。
 このカフェ、私が駐在に帯同したての頃は下の道路沿いに串刺しにした魚を炭火で焼いた物を売っていたのが印象的だったのですが、気付けば上のトラック野郎のためのホテルとレストランをメインにした様です。
 駐在中に馴染みになったロシア料理は大抵揃っている&安いお店。
 まずは季節のスープОкрошка(アクローシュカ/クワスで作る冷たいスープ)。
 訳はクワスで作るとしていますが、このスープ村で家庭風を何回も頂きましたが実に様々なのです液体部分。
 こちらのお店の物もどうやらクワスは使用していない物の様。(全く甘味もないし炭酸も感じないしライ麦の風味も無し)
 乳精を使ったもの、水溶きマヨネーズ、白樺樹液のクワス、自家製クワス、市販品クワスとこんな感じに色々。
 日本人でこのアクローシュカが大好きという人が周りにはいませんが、飲むサラダという感じで中々美味しいんですよ。
 市販のクワスを使う物は炭酸の上に甘い液体にマヨネーズやら辛子が入るので確かに好みは別れると思いますが、それ以外の物は液体が甘いわけではなくサラダっぽく大好き。
 今日のアクローシュカは茹で卵は入っていなかったけれど、ラディシュや青葱、茹でた馬鈴薯、胡瓜等王道の具材で美味しかったです。

FOODIES レシピマヨネーズたっぷり家庭風Окрошка


 他にサラダとグヤーシュを。
 ハンガリー料理が元だと思いますが、村近隣で頂くグヤーシュはトマト味で煮込んだ肉類という感じの料理。レバーも定番です。
 初めて駐在するために村へ移動した時、最寄り空港から村へ行く道で街が途切れ道路のみになる最初のところにあるカフェで深夜に頂いたのがグヤーシュでした。
 そう言う意味で思い出の味。
 ピューレが美味しいのが嬉しい。



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 連合いはСолянка(サリャンカ/トマトベースの漬け物漬け汁入りスープ)。
 これもロシアらしいスープ。
 こちらのお店の物は野菜の甘味が際立っていてなかなか美味しかったですよ。



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 おかずは家庭風Катлета(カトリェータ/ミンチ状の物を成形して焼いたもの)。
 カトリェータ肉肉しくて繋ぎ少なめ、連合い好みの物でした。
 カトリェータも作る人によってかなり幅の有る料理で、こちらはスハリ(微細パン粉)付きですが、村で頂くと衣が付いていない事も有ります。
 どちらも好き。

FOODIES レシピ家庭風野菜入りКатлетаカトリェータ

 本当にこのお店盛りっぷりよく安くていいわ〜。
 さすがトラックやろう御用達。



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 タイガの中を縫う様に走る道を通っていざ村へ。



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 村が視界に入り、村のゴミ捨て場を過ぎたあたりで夕焼け。
 相変わらず空が広い。



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 村へ到着し、その夜から芸術家さん宅で一杯。
 いや、初日からそんなに飛ばさなくても…と思いつつ嬉しい悲鳴です。
 今日は外で網焼きの豚肉やら穫れたて魚の薫製やらを頂いて。
 村は大量に食べる魚と言えば川魚が主ですが、燻製はその魚料理の中で一二を争う程好き。
 燻製流通もしていますが、村の人は季節問わず釣りにというか漁?に行き、投網/銛/釣り竿と色々な方法で売る程釣る関係で大抵自宅で燻製/塩干/冷凍/塩漬けにして食べることが多いです。
 市販の燻製もおいしいのだけどね。
 ああ、村に戻ったという食事で嬉しい。
 テーブル、ライト、コップ置きは帰任の際に芸術家さんに引き取ってもらったもの。
 我が家の買った物ではなく、歴代駐在員が使っていた物なので年代物ですね。



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 モスクワの空港で連合いと合流するまでの待ち時間、隣で生の果物を食べていた人を見て猛烈に食べたかった果物、タクシーで村へ入って最初の大きめのお店で購入しておきました。
 こちらはウズベキスタンからやってきた杏。皮のつるりとしたタイプ。
 これが甘くて一口大で美味しいんだ〜。
 駐在中は季節になると必ず買っていた果物。こういう果物はロシア豊富で安くていいです。
 他にサクランボもちょっと。
 滞在中何回か買い足そう。

by etigoya13 | 2015-07-04 23:26 | 今日の食事 | Comments(0)