ものすごい久しぶりにСочниを焼く
初めて焼いたのは04/30/2012のこと。
そのと時はまだ好みに仕上がらず、材料の記載のみ。
そしてその後ずーっと作ることなくすぎてしまい、1月からの村滞在で試したТворожные ушки(トゥヴォーロジヌィエ ウーシュキ/耳型カッテージチーズの焼き菓子)とГусиные лапки(グシーヌィエ ラープキ/ガチョウの足)で生地の作り方になれたこともあり、今日ものすごい久しぶりに焼いてみました。
Сочни(ソーチニ/カッテージチーズをクッキー生地で挟んだお菓子)
ソ連時代のロシアを代表するというか定番のお菓子だとか。
手持ちのソ連時代の料理/お菓子本にも掲載があります。
このソーチニというお菓子、ソーチニクと呼ばれているお店とソーチニと呼ばれるお店があってどちらが正しいのかはっきりしないけれど、生地の間にТворог(トゥヴォーロク/凝乳:カッテージチーズ)の中身を挟んで焼いたものです。
以前モスクワで購入して食べたものは中身が見えないように全て生地で覆われた上に模様が押してあり、ツヤ出し卵を塗って焼き上げた見た目の綺麗なものでした。
私には上品すぎて好みでなかったためその後買うことなく今に至る。苦笑
好きな食感と味は村のお気に入りのお店の素朴なもの。
今回の生地、好みなのだけれど村のお気に入りのようにするにはもっと分割少なく厚く整形しないとダメだった。
小さく焼いたのは万が一中身が余ると消費できないからと使い切るつもりで小さくしたので、次回日本で作るときは量を控えめにしつつ、中身が残っても転用できるようにして大きく厚く整形してみたい。
〜材料〜
《生地》
強力粉 400g
バター 1500g
卵 1個
Сметана(スメタナ/サワークリーム) 大匙5弱
砂糖 大匙4弱
塩 ひとつまみ
重曹 小匙1/2
《中身》
Творог(トゥヴォーロク/凝乳:カッテージチーズ) 350g
スメタナ 小匙2
砂糖 小匙2〜3
卵 1個
※片栗粉 小匙1
塩 ひとつまみ
※片栗粉は同量の小麦粉や米粉、コーンスターチに変更可能です。
こんな感じに極厚で卵を塗らずに焼き上げた素朴な村のお店のもので中のトゥヴォーロク餡がしっとりしているものが私の好み。
このソーチニは私の手のひら半分ぐらいの大きさですが、厚み2㎝近くの生地が2枚でかなり食べ応えあり。
お菓子というより軽食になるぐらいのずっしり感。
ずっしり感はあるものの、食感はホロリと崩れるビスケット生地。
その崩れやすい生地にしっとりなめらかなトゥヴォーロク餡がよく合う。
この素朴なおやつが私の大好物。
同じお店のもの何のだけれど、2019年になるとさらに見た目が更に素朴に変化しています。
以前は型で抜いていたのに、丸めた生地を伸ばしただけに変わっていました。苦笑
でも食感や味は同じ素朴な美味しさです。
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つづきもよかったら。
粉/バター/塩/重曹をカードなどで切り混ぜてサラサラになったら卵とスメタナを入れ、更に切り混ぜる。
捏ねないように。
重ねては押して折っては重ねるを繰り返した生地は2分割し、円柱状に伸ばしたものをラップなどで包み冷蔵庫で1時間ほど休ませる。
生地を休ませている間に《中身》用トゥヴォーロクを裏ごしする。
裏ごししたトゥヴォーロクに残りの《中身》用材料を全て加え良く混ぜ合わせておく。
オーブンを200度に予熱。
休ませた生地を各10等分し両面に軽く粉を降っておく。
綿棒で厚み6、7㎜の厚さの楕円に伸ばす。
手前半分の小匙1〜2の《餡》をのせ奥の生地を上にかぶせる。
※5当分以下の分割が好みと今回判明。
この時生地を閉じて《中身》が見えなくなってしまわないように。
成形が終わったらパーチメントペーパーを敷いた天板へのせ焼く。
200度 25分〜
オーブンによって時間を調整してください。
底に焼き色がついたら完成です。
焼きたてはサクサク。
時間が経つとビスケット生地に中身のトゥヴォーロクから水分が移ることで更にしっとり美味しくなります。
焼きたてだけでなく数日経ったものもまた美味しいのでたっぷり作って楽しめるお菓子です。
by etigoya13
| 2019-05-25 23:59
| お菓子
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