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やり直しПасхаの食卓 2021年

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 体調不良で先延ばしにしたПасха(パスハ/復活祭:イースター)の食卓をようやっと組み込む。
 親戚と料理を一緒に作りながら材料や配分を伝えつつ食卓を整えました。
 今年は完全に体調が復活しているわけではないので作り慣れた料理がほとんど。
 おかげでなんとかなった。
 意外に野菜も多く懐かしい味を堪能。
 


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 まずは前菜から。
 お正月用に仕込んであった金柑はこれにて終わり。
 金柑カマンベールの両脇はСолёная сёмга(サリョーナヤ ショムガ/塩漬け鱒)、数日かけて北海道産本鱒で仕込んだもの。
 表面がディルたっぷりなものはお子様も大丈夫だとは思ったけれど、予想以上に胡椒たっぷりも大丈夫だったみたい。
 今回の材料は昨日の記事に。
 

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 こちらも数日かけて漬け込んであったСолёная селедка (サリョーナヤ セリョートカ/塩漬け鰊)。
 今回の鰊は小ぶりで身がしまっていただけに塩漬けにしたらより一層しまる。
 味付けややいつもより薄味になったからか刺身のような味わいに。
 これはすぐにでも挑戦したいと言っていたけれど、鰊が近所の魚屋にあるといいな。


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 定番のポテトサラダ。
 鶏胸肉とカニカマ入り。
 ロシア土産マヨネーズの在庫が底をつきかけているので日本のマヨネーズで作ったけれど、塩辛くなりすぎず予想より塩甘めに仕上がり満足。
 今回作るにあたって一番揃えるのが難しかったのがグリンピース。
 今はエンドウ豆が店頭に並んではいるけれど、日本ものは皮がしっかりしていて村で食べていたものより甘みが控えめ。
 缶詰でも瓶詰めでも冷凍でも手に入った村から考えると冷凍も近所ではピカールの大袋しかないので困った。
 結局材料がダブるもののなんとか冷凍野菜ミックスが使えそうだとそれを使って。
 使用したメーカーのものはグリンピースが柔らかくて村にいた時の仕上がりに近いものになってよかった。
 残っているから明日の朝食とか考えなくていいかも〜。


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 文旦と人参のサラダ。
 これは口直しにぴったりのさっぱり具合。
 ものすごい勢いではけていきました。

〜材料〜
文旦 1個
人参小 3本
マスタード 
ミント(乾燥) 小匙

 ドレッシングにミントを入れるぐらいでいつもの定番サラダ。
 簡単でさっぱりして爽やかで今日のメインにもよく合います。



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 以前外食したイタリアンレストランのサラダバーにあったサラダが元。
 南瓜と薩摩芋とクリームチーズのサラダ。
 今回はあまり甘みのない南瓜でちょっと味がぼやけ気味だったので富貴豆を加えて。
 クリームチーズは最近混ぜやすい「よつ葉北海道十勝100 なめらかクリームチーズ」を使っています。

〜材料〜
南瓜 300g
薩摩芋 2本
クリームチーズ 100g
ビートシロップ 適宜
富貴豆 1パック
桂皮 小匙1

・蒸した南瓜と薩摩芋を粗めに潰し富貴豆/クリームチーズ/桂皮味を見てビートシロップを混ぜておく。
・少し冷やしたらスプーン等で丸めて盛り付ける。



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 個別写真を撮り忘れたけれど、さっぱりサラダといえばこれというВАЛЯレシピの緑サラダ。
 緑色の野菜をレモン果汁/塩/油/たっぷりの香草と和えるだけ。
 写真ではそれほど香草が多くは見えないけれど、実際にはこれだけで4パック以上の香草が入っています。
 芸術家さんママはドレッシングを作って和えるという感じではなく、最初に油で野菜を和えた後塩を混ぜ合わせていたのが印象的でした。
 今回はよりさっぱり感を出すためにレモン果汁を加えて。

 「ディルやイタリアンパセリをこんなに食べたの初めて。」とか「ロシアでディルやイタリアンパセリって食べるんですね。」とか「ディルやイタリアンパセリが入るといつも食べている味と変わって美味しい。」と言われると作ってよかったなって思います。
 今回はサラダ以外にもたっぷり使った甲斐がありました。


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 久しぶりに連れ合いがШашлык(シャシリク/串焼き肉)の焼きを手伝って実際に焼いたりもしていたけれど、炭までの距離が近いらしく感覚の違いに手こずっていました。
 マンガール買ってくればよかったね。



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 シャシリクは2種類。
 まずはアゼルバイジャン人のおっちゃんが教えてくれたとっても簡単なのに美味しい組み合わせ。
 Шашлык из баранины(シャシリク イズ バランニ/羊の串焼き肉)。
 肉に生の玉葱/香草とスパイスをたっぷり塩は適量を揉み込んでおいたもの。
 焼く直前に油も少し揉み込んで串うち。
 あとは焼き担当にお任せです。
 今日の羊はラムのショルダー。
 臭みなく柔らか。
 「羊は…」と言っていたり「食べたことない」と言っていたはずの人が「美味しい」と言ってくれたことが嬉しい。
 

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 もう1種類は豚肩ロース。
 こちらは村で定番のマヨネーズベース。
 羊との違いはマヨネーズを加えること、スパイスにХмели-сунели(フメーリ スネーリ/ザカフカスの混合スパイス)を加えて見たこと。
 香りが違います。
 こちらは油の揉み込み必要ないので焼き担当にお任せ。
 串うちから焼き上げまで見ているだけっていいわ〜。

 焼くとマヨネーズの味はわからなくなりつつしっとり柔らかな肉に仕上がりお子様に人気でした。
 シャシリクはそれぞれ漬け込んでいた玉葱や香草もフライパンでしっかり炒めて付け合わせに。
 これがまたご飯/炒め玉葱&香草/シャシリクを一緒に食べると良くあってご飯泥棒だった。



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 今年のКуличи(クリーチ/復活採用菓子パン)はТрадиционный хорватский кулич(トラディツィオンヌィ ホルヴァツキィ クリーチ/伝統的クロアチア風クリーチ)を。
 まだ完全に体調復帰していないうちの仕込みだったのでこの方が楽だった。
 生のオレンジとレモンの皮をすりおろして使用するところ、今年は文旦と八朔のピールを使用して。
 オレンジ果汁はオレンジジュースで代用しています。
 クランベリーはまるごとのものだったのでオレンジジュースで戻したあと細かく刻んで。
 少し粉の量を減らしたのにオーブンに入りきらないほど膨らみそうでドキドキしながら焼き上げる。苦笑
 久しぶりにしっかり捏ねたパン作り楽しかったな。


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やり直しПасхаの食卓 2021年_d0170682_10090937.jpg クリーチにはПасха(パスハ/復活祭用カッテージチーズデザート)を添えて。
 今回は通常型へ入れて水切りし、自立するように仕上げるところをヘルシンキのスーパーで見かけたように容器へ入れたまま食べるということに変更しクリーチにつけながら。
 きっちり食べきれて分量としては今年のものがちょうどよかったな。
 クリーチもあと少しなので美味しいうちに食べきれそうです。
 パスハの分量は昨日の記事に記載のものと同様で。






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by etigoya13 | 2021-05-04 18:43 | 行事食 | Comments(2)
Commented by halu-0623 at 2021-05-07 10:52
なんて豪華で手間暇かけた料理なんでしょう✨
どれも越後屋さんの想いが込もった料理、美しいなと思います。
特にクリーチというパンが濃厚な様子、惹かれます。
作ってみたいけど、私に出来るかどうか…
何故ならポージィーを失敗したからです…笑(ノ_<)
Commented by etigoya13 at 2021-05-08 10:14
> mineさん
ありがとうございます、復活祭当日はへばっていたのでなんとか作ることができてよかったです。
1個1個は案外簡単ですが、やはり行事食は1年に1回この時期にしか作らないのでドキドキします。
今年のクリーチは通常のパンと作り方は同じなのでメレンゲを混ぜ込むよりは失敗がない気がします。
パンを焼いていらっしゃるし。
え、ポージィー生地でしょうか?餡でしょうか?うまくいかなかったの…。